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エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE の感想

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2016/11/24 鑑賞
 アマプラで異様に高評価だったので鑑賞

あらすじ

 ブラジルの治安維持特殊部隊BOPEの隊長が主人公ナシメント

(序盤)部隊が刑務所で起ったギャングの縄張り争いを防ごうする。しかし人権派活動家であるフラガがやってきて、発砲を止めようとするが失敗し、結局死者が多数出る騒ぎになってしまう。そしてその惨状を語ったプラガは一躍議員になり、主人公は責任を取って公安局に左遷する。

(中盤)公安局次官にのぼりつめた主人公は、その力を使いBOPEを強化しギャングや売人を一掃し闇社会の弱体化に成功する。しかし生まれた社会の空白に汚職警官グループが介入し直接支配してしまう。

(終盤)闇社会を支配した汚職警官グループは政府とも癒着し強大な悪の社会「システム」が出来上がってしまう。それに主人公は気づくが…どうなるか

良かった点

 闇社会に横たわる「強大な社会システム」というスケールの異様にデカい話を、ここまで分かりやすく、そのデカさ強靭さがダイレクトに伝わってくる点。全体像が最終的に分かりやすいのも凄いが、そんな巨大なシステムが出来上がっていく過程が細かくて、ロジックがしっかりしてるため納得できる。120分でここまで丁寧に分かりやすく“巨大でとらえようがないもの”を伝えきった事を考えると、この高評価は正しいと断言できる。

 システムそのものではなく、その外側に居るの人物によってシステム形成を描く点も上手だった。始めは主人公と人権派活動家フラガは相対する関係である。悪人を正義の名のもとに倒していく主人公とそんなギャングの人権を擁護するフラガは、この先も相入れないものと思われた。

 しかし話しが進むにつれ、「システム」の存在にいち早く気づいたフラガと、部下の死亡によって確信した主人公が、最終的に唯一の仲間として結託し「システム」と闘うことになる。この絶対に揺らがないと思われた立ち位置の変化は、それほど「システム」の影響力の大きさを、ひいてはこの映画の重みを表現していた。良い。

微妙な点

 特に思いつかず。ジャケットから想像される『ブラックホークダウン』『ネイビーシールズ』みたいな部隊に焦点あてて銃撃戦メイン映画ではまったくなく、社会派映画である。宣伝の方向が微妙なのは間違いない。内容は欠点無し。あとこれ続編らしいけど、観た後に知りました。問題なかったです。

まとめ

 最近良いと言われている映画ばかり見てるので高評価連発気味だけど、良いもんはしょうがない。これもまた良作なのです。結末の円環構造エンドも結構好きだし。あと主人公の顔好き。

採点 87点