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メエメエ博士の映画レビューブログ

初心者の映画感想ブログ、ここにあります(ネタバレが多いです)

【感想】エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に 非リアマインドが悪い

29点以下 劇場鑑賞映画

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2017/02/17 宇都宮ヒカリ座鑑賞

あらすじ

アメリカ大学屈指の強豪野球部に入学した主人公。仲間たちと暮らす一軒家は毎日が大騒ぎ。クラブ行って酔っ払って女とヤって。80年代カルチャーとともに蘇るのは憧れていた青春…

感想

共感できるか否か

この映画なにか意味のあることは起きない。ただひたすら底抜けに明るい大学生のじゃれ合いを映す。まるで「こういう青春っていいでしょ」と押し付けてくるように。バックで80年代カルチャーの懐かしい名曲を流して、時代感を漂わせて観客自身の青春を思い出し映画と重ね合わせることを狙ってくる。

そんな懐古主義のみの映画。昔を懐かしんで久しぶりに雰囲気に触れて自分の過去を振り返る。そのための2時間でしかない。これが一概に悪いとは言わない。でも対象をこれほど選ぶ映画はない。ターゲットからずれた身としてはこれほどつまらない2時間はなかった。

推進力が当たり前に無い

全編で押しつけられる青春を好意的に受け取ってない観客には、映画の推進力が足りない。始まって1時間、俺は何をみせられてるのか分からない。映像の中では無意味におちゃらけてる野球部。入学まで3日ってタイムリミットは何の意味もなく、こいつらは何に向かって行動しているのか。葛藤も問題も制限も何もない。すべての行動に意味がないから、観る意味もなくなっちゃう。

キャラが駒でしかない

この映画の最大の問題は登場人物がただの駒でしかないこと。キャラクターがそれぞれ考えて行動している人間とは思えない。脚本の関係上こう動いて欲しいから動かしてるだけで、人形劇を観ているようだ。普通人間ってもっと考えながら動くから。意志→行動が伝わってこない。それぞれが独立した人間に見えず、ストーリー全体の目的もない。これって何が残る?

この映画が好きな人はこう言うんじゃないか。「何も考えずバカ話と悪ノリとスポーツと女に心血注いで仲間と楽しむ。そんな青春を表していて、それを楽しむ映画だから」と。これは正しい。だから徹底的に、対象を選ぶ。好き嫌いの激しい映画です。

ここまで書いておいて僕が悪い

読み取りが浅いだろう。表層しか見ずに語っているだろう。でも考えてほしい。ここまで真っ当な青春だけで作ってる時点で、真っ当な青春を心底欲しがったのに手に入れなかった人間には直視できない映画だ。だからそれはそれで、青春の青春らしさが描けているということではないだろうか。

例えば、愛する人を交通事故で無くした経験のある人が「交通事故にみせかけて連続殺人をするシリアルキラー」の映画を観たらどう思うか。映画の完成度が高ければ高いほど、過去を思い出して観ていられないんじゃないか。映画がよく出来ていても、感想は観客個人の条件から離れられない。そういうことです。

大学時代に見たくないのに目に入る。なりたいのになれない。叶わずとも渇望しつづけ、心の奥底に押し込めたリア充像を、なぜ金払って2時間椅子に座って観てしまったのか。俺は非リアマインドから離れられないのか。

まとめ

ちなみにこの映画を観たのは、大学登校最終日の午前中です。午後一人で大学に行き一人で過ごして一人で帰ってきて、僕の4年間は終わりました。僕は楽しかったです。

たまに酷評するよなこのブログ 。娯楽なんだから酷評より楽しむほうが良いのにね。とくに恋愛が絡むと酷評するよな。

採点 10点

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