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【感想】キングスマン 10年代後半スパイ映画代表

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2018/01/03 鑑賞

今週末から続編ゴールデンサークルが公開のキングスマン1作目を復習。
おそらく今後もシリーズ化され、名スパイ映画シリーズとなるでしょう。

あらすじ

国家にも軍隊にも属さない完全独立平和維持スパイ組織キングスマン。主人公のエグジーは適当に生きる無職の若者だったが、キングスマンのハリーと出会う。エグジーの父はキングスマンだったがハリーを助け戦死していた。エグジーは父譲りの才能を隠し持っていた。それを見抜いたハリーは次期キングスマンの試験を受けさせる。エグジーは持ち前の優しさと機転で最終試験まで残るが、愛犬を撃てず落選する。
一方ハリーは世界中の人間を凶暴化す させる作戦を阻止するため、実業家のヴァレンタインを追う。

感想

優雅さとユーモアのバランス

これまでの古き良きスパイ像を踏襲しつつ、現代的なデジタル演出とユーモラスな悪役が共存する現代スパイ映画の金字塔。
プロットも現代的で、ハリーのエンドシーンなんてあんなキレッキレのアクションやった後あの終わり方だからね。潔さが際立って、古い野暮ったさとは対極のスタイリッシュさを感じさせてくれる。

あとはなんと言ってもクライマックスの大量死シンフォニー。あれだけグロい死に方が大量に起こっているにもかかわらず、全くそれを感じさせない優雅さ。

劇中で一度同じ死に方を見せてくれる。その際はリアルでグロい衝撃をそのまま伝えて、監視カメラ映像としても再度味わわせる。インパクトの強い見せ方だから観客の脳内に残ってるだろう。

あの死に方のリアルをわかっているからこそ、クライマックスの優雅な演出に笑いすら込み上げてくる。面白くなっちゃう。

「何だこの映像は。
何が起こっているのか。」

映画全体が上品な舞台で行われているからこそ、あの方法とインパクトと優美な演出のチグハグ感を受けいれて、おかしな方向のカタルシスへと繋がる。スパイ映画史に残る大量虐殺シーンでしょう。

スパイ映画の伝統を昇華

スパイ映画言うたら紳士の気品とハイテク機器。

どんな時にもかっけぇジャケット着て、スマートな振る舞いで余裕のある行動。そしてスパイ活動を支える日常品に紛れるハイテク機器。紳士の嗜みである各種ファッションや持ち物がピンチの時に大活躍する。

そんなスパイ映画の面白みを構築する必須ポイントをしっかりと抑えてくれるのがこの映画。

例えば戦闘の決着のつけ方。その場にあるものではなく、しっかりと仕込んでいたスパイグッズを活躍させてくれる。

スパイ自身の実力で勝つのも良いけど、それじゃあなんか夢がない。ただ戦闘マシーンとして強いだけじゃんってなる。

そうじゃなく主人公は新人で、安全装置は忘れたり普通にピンチになったりする。そこで助けてくれるのがキングスマンというバックボーン。

もちろん主人公はポンコツじゃなく才能溢れる選ばれし人間だ。だけど、ピンチで道具を生かしていくのはスパイ映画としてアガる展開。しっかり面白い。

今作は伝統の踏襲だけでなく、現代のテンポの良さって長所も持ち合わせている。主人公がジェームスボンドなら確実に女口説いてる。特に最後までパートナーの、キングスマン同期であるロキシー。最初から最後までいい感じだけど、恋愛は不必要な要素として全く入れてこない。その分止まらず中だるみせずテンポ良く駆け抜ける。その姿勢がとても好きです。

まとめ

舞台の説明から入隊、師匠の活動、悪役のスケールの大きさ、阻止。第1作として要素たっぷりなのに飽きない。どこをどう取っても、現代スパイ映画を代表する一作でしょう。
続編ゴールデンサークルも楽しみになってきました。

採点 80点

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