メエメエ博士の映画レビューブログ

初心者の映画感想ブログ、ここにあります(ネタバレが多いです)

【ネタバレ感想】フォードvsフェラーリ 全部入り池井戸潤映画

f:id:meimeihakase1234:20200211235553j:image

2020.02.09 チネチッタ川崎

 

 

作品情報

  • 公開日 2020年1月10日
  • 上映時間 153分
  • 監督 ジェームズ・マンゴールド
  • 主要キャスト マット・デイモン/クリスチャン・ベール
  • 予告編


映画『フォードvsフェラーリ』予告編

  • 公式サイト

www.foxmovies-jp.com

 

 

あらすじ

24時間難コースを走り続ける鬼畜レース『ルマン24耐』過去5回のうち4回はイタリアのフェラーリが優勝。しかし一度だけアメリカ勢が勝ったことがある。 優勝ドライバーの名はシェルビー。しかしシェルビーは心臓の病でレーサーから退く。

アメリカ自動車メーカーの覇王フォードは慢性赤字の窮地に立たされていた。起死回生の一手としてルマンへの参戦を決め、打倒フェラーリのために全ての資産を投入し、優勝を目指すことに。 まずシェルビーをアドバイザーとして招聘。

シェルビーは、一人の男をドライバーとしてスカウトしに行く。街で車の修理工場を営むイギリス人レーサーのマイルズであった。

マイルズは仲睦まじい家庭を築いていたが、癖のある性格から仕事が回ってこず、生活に困窮。 しかし腕は一流であることを見抜いていたシェルビーは、説得の末無事マイルズをチームに引き入れ、フェラーリに勝つための車製作を進める。

 

感想

欲しい要素全部入り映画

娯楽映画として欲しい要素全部入り!

一人の男としてのプライド、同じビジョンを持つ信じ合えるバディ、奥さんとの関係、成し遂げたい父親像。いろんな関係性をちゃんと、丁寧に、好意的に描いてくれるから、そりゃルマンの走りに色々乗っかって来ますよ。

ここまで多数の要素を入れたのに、散漫にならず一つの終着点へ聚斂させたのは完成度高いでしょ!

 

奥さん綺麗すぎるっ!

とことん綺麗。全シーン素晴らしかった。ルマンの裏で工場にくるシーンと、運転中キレるシーンが両極端で両方美しかったなぁ。度量の大きさと、夫への深い理解を感じられてマジこの人と結婚してぇぇと終始思う。 これ観た男はみんな恋したでしょ!えちえちだなぁ。

 

一番の要素は池井戸潤的なサラリーマン映画

この映画は池井戸潤原作作品です。終始描かれるのはvsライバル(フェラーリ)ではなくて、vs内部組織。徹底的に大企業病と闘います。

サラリーマンの小汚いやりとりと、対比的に描かれる職人チームが一丸となって最速を目指す描写。 だからこそ主人公二人を筆頭に職人がカッコ良すぎる!!

あーサラリーマン辞めたい。手に職をつけたいと心底思っちゃった。昨日見たパラサイトもそうだけど、結局おれには何にも出来んやんって勝手に萎えてます。 そのぐらい組織ってくそ。

 

序盤、ルマン計画をプレゼンしたマーケ担当が二人と会社の調整役かと思いきやなーーんもしない。そしてしゃしゃり出てくるあいつ。 元レーサーなのに、一番上手に調整を図るシェルビーに感服です。サラリーマンとしても100点、ルマンスペシャリストとしても100点。

さらに、そんなシェルビーの意図を汲んだ走りをするマイルズも100点。 悪役をタイトル通りのフェラーリではなく、別に持ってくる形があっぱれだなぁと思いました。

 

想像を絶する純愛

ネタバレになっちゃうけど、最後の最後まで曲げなかった純粋レーサーマイルズが、大人な対応を取って試合に負ける展開に唖然。

しかし、そんなことはどうでも良く、さらに早くするために頭を巡らせるマイルズに、我々の想像を超えるスピードへの純愛を感じて泣いちゃいますよ〜

 

マイルズ・シェルビー共に表情からも愛がビンビン伝わるのも今作の特徴。車の話をしているときだけ真剣で、かつキラキラ目をしている二人。

喧嘩してようが意見が合わなかろうが、スーパーカーを見たらはよ乗せてって興奮!今作では車の前では皆平等。

シェルビーは、社長を車に乗せて泣かせたときの顔が絶品だった。社長に対して「ようやく分かったんかよっ。車が素晴らしいことなんて当たり前やん」みたいなトホホ顔。

 

監督はあの!

今作の監督はジェームズマンゴールド。この人は何を隠そうあの稀代の名作、『3時10分、決断のとき』の大監督なのです。私の歴代映画トップ10に入る名作を作ったこの方の作品なら、もう、言わんとしてることが分かりますよね。

 

3時10分決断のときの素晴らしさはこちらで語っています。

【感想】3時10分、決断のとき 男は人生で何をするべきか - メエメエ博士の映画レビューブログ

 

まとめ

映画館で見るべし!との情報が飛び交ってたので、遅くなりましたがようやく見れました。これはDVDダメパターン映画なのでぜひ見に行きましょう。

 

採点 84点

(最近高得点ばかり出てます)