メエメエ博士の映画レビューブログ

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【ネタバレ感想】パラサイト半地下の家族 2500円でも観たほうがいい

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f:id:meimeihakase1234:20200211235426j:imageほんとこれ

2020.02.08 池袋HUMAX

 

 

 

作品情報

  • 公開日 2020年1月10日

 

 

あらすじ

韓国のスラム街の半地下で暮らす四人家族。その日暮らしで、世間一般の生活レベルよりも少し下、文字通り半地下な生活をしていた。

ある日、息子が友達に金持ち家の家庭教師を代わってもらうように頼まれる。得意の外国語力を生かし、正式に家庭教師となると、今度は妹にも同じ仕事をさせようとある形で金持ち家に売り込む。

 

ネタバレ感想

2時間の構成が見事

始まってから、どんどん侵略して制圧するまでのスピード感。そしてあの存在の登場と収束。改めて格差を感じさせ、最後の爆発。観客引力最大、タコメーター限界までふかし続けて、一気に終劇。ぶっ飛んでましたわ。
やばいす。

今どのぐらいたったとか、このあと何食べようとか、感想どう書こうとかまったく考えられない。次に何が起こるかと、観劇前に気になっていた前の座席とのスペースの狭さもわすれて前傾姿勢の2時間でした。

 

体臭ってマジ急所

この題材だと当たり前なんだけど大事な、二つのステージの対比も恐れ入った。視覚的に分かる居住地域の格差。そして、視覚的には分からない、日々の生き方から醸し出される体臭の格差。これを今作のトリガーに持ってくるとは大拍手はんぱない。

今までふらふらとプライドなさそうに生きてきたお父さんにスイッチを入れた体臭問題。

こういう自己には見えない他者には見えるゾーンを突かれるのは、一番リアルな急所。辛いんだよ。

関係ないけど僕も過去にそこまで関わったことない女子に「鼻が鋭利だよね」って急に言われた時は悲しかったです。今まで自分の鼻に注目したことなくて。「えっ?人と鼻若干違うの?」って。しかも授業中にわざわざ言われて。すごーーくショックを受けました。そんな感じ。

 

家族の差描写もすばっ

家族の格差描写もめちゃうま。やっぱり小さい家育ちはあんなに広いリビングいらんねん!結局テーブル周りにキュッと集まっちゃう。家の余白を楽しみません。

4人が酒飲んでほろ酔い会話している場面は個人的に今作一番。あのくだらない夢想話、からの夫婦コントで子供を笑わせる。

その前にお母さんの特技ハンマー投げをちゃんと見せて、お母さんのありのままを家族で楽しんでるのもポイント。あぁ、心底の家族だと思わせてくれる。

 

みんな違ってみんな良い!はずなのに

大事な点で、今作は別に金持ち家族が仲悪いわけじゃない。4人でキャンプも行くし、ちゃんと家族で会話する。息子思いで、ボーイスカウトごっこもしっかりやる。

だからこそ、ふたつともまともで良い家族なのに、一方が雨に降られ家に帰ってきたら、一方がどんどん押し流されて下流にくだらされて、最後は家すら水没しそう。この社会階層の残酷さを1800円払ってダイレクトに受け取れます。すごい映画だ。

もう1組の家族の形も驚かされる。そこにある確実な愛。愛があるよ。老夫婦のコンドームの数。ただ、半地下のもっと下にある愛。

そんな確実だけど、別の愛がぶつかった時、こんなことになってしもうた。大爆発。今作を映画館で見られて良かった。

 

まとめ

これは1800円以上の価値ありです。どんどん王様のブランチの映画売り上げランキング上がってるのは理解できます。面白いものはちゃんと人が入るんだね。

 

採点 86点